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ヴェネツィア ときどき イタリア

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モザイクの旅・番外編〜フィレンツェ サン・ジョヴァンニ洗礼堂・3

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軍事海洋大国として地中海を制しつつあったヴェネツィア共和国の総督付属礼拝堂として建てられ、荘厳で重厚長大、現代の目からするとどっしりと重すぎる印象を与えかねないヴェネツィアのサン・マルコ大聖堂と異なり、このサン・ジョヴァンニ洗礼堂は、その後イタリアでいち早くルネサンス美術が開花することになる「花の」フィレンツェらしく、華やかで繊細な、より女性的な印象を受ける。

八角形のプランとそのクーポラも、それをびっしりと埋める黄金のモザイク、そして壁から張り出したテラス式回廊も、いかにもビザンチン様式の建物のよう。だが、ここではビザンチンというよりも、やはりフィレンツェらしく思えるのは、天井はモザイクとはいえ、壁は外壁同様に、白と濃い緑のプラートの石によるツートンのすっきりしたデザインになっていること、回廊を支える円柱の作る正円のアーチが、ルネサンス建築を予見させること、その中で、金色のモザイクがまるで宝石を埋めるように効果的に使われていることが大きい。

続く:例えば・・・
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by fumieve | 2012-11-29 04:56 | モザイクの旅

青い空、青い海

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昨夜、ヴェネツィアに帰ってきたら、霧だった。
思っていたほど寒くもないのだが、雨も降っていないのに、そこら中、湿気でべっとり。

南の、青い空と、青い海がなつかしい・・・。

26 novembre 2012
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by fumieve | 2012-11-27 09:09 | ほかのイタリア

本日、出張中につき・・・

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写真一枚にて。

24 novembre 2012
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by fumieve | 2012-11-25 09:40

「スカルパ ヴェニーニ」展、1月6日まで会期延長!

以前紹介した、「カルロ・スカルパ ヴェニーニ1932-1947」展、当初は今月29日で終了する予定だったが、好評につき、来年年明けの1月6日まで、会期が延長されることになった。

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その「スカルパ」展、本日24日発売の芸術新潮でちょこっと紹介させていただきました!

巻頭のお能特集も面白そう。

23 novembre 2012
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by fumieve | 2012-11-24 08:51 | 見る・観る

モザイクの旅・番外編〜フィレンツェ サン・ジョヴァンニ洗礼堂・2

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サン・ジョヴァンニ洗礼堂の、壮麗な八角錐のクーポラのモザイクについては、残された資料が少ないこと、また、度重なる後世の修復作業のために、はっきりしていないことも多いが、昨日も書いたように、1216年にスタートし、全部終えるのにほぼ13世紀いっぱいかかったことがわかっている。
スポンサーとなったのは、当時のフィレンツェの主要産業であった、羊毛・毛織物組合。
それまで金地のガラスのモザイクによる装飾の伝統のなかったフィレンツェで、手間もコストもかかるこのモザイクを望んだのは、強敵ヴェネツィアがすでにビザンツ風の大きな教会を建て、その壁や天井をモザイクで飾っていることを意識してのことだったのかどうか。といっても、肝心の材料であるガラス片は、ヴェネツィアから仕入れたらしい。

続く:主・・・
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by fumieve | 2012-11-23 10:30 | モザイクの旅

モザイクの旅・番外編〜フィレンツェ サン・ジョヴァンニ洗礼堂

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初めてのイタリア旅行で、まず降り立ったのはフィレンツェだった。ドォーモのクーポラに上り、ウフィツィ美術館に行列して(当時はまだ、チケット予約ができなかったため)ボッティチェッリのヴィーナスを見て、パラッツォ・ヴェッキオと、アッカデミア美術館でミケランジェロのダヴィデ像を見上げて。でも、何より、一番感動したのは、サン・マルコ美術館の、フラ・アンジェリコのフレスコ画だったことをよく覚えている。

そのときに、確かにこの洗礼堂も、中に入ってみたはずなのに、その後長いこと、何年もの間、ほとんど思い出すこともなかった。正直のところ、ルネサンスの花咲き乱れるフィレンツェにおいて、その異色な存在は当時、あまり心惹かれるものではなかったのだろう。

何年もたってから、イタリアで美術史をかじりはじめて、この洗礼堂のブロンズの扉の1つが、ゴシックからルネサンス美術への突入を示す重要な作品であることや、ロレンツォ・ギベルティの「天国の扉」がルネサンスの最高傑作の1つであることなどを知った。(それまでにも、本などで読んだりはしていたはずなのだが・・・。)「どれどれ」と思って見に行ったりしたものの、「ふーん」と思って、それで終わっていた。

イタリア・ルンサンスの中心地、フィレンツェの町の真ん中のドォーモ広場にある洗礼堂は、白と緑の明るい配色の建物が、その前のドォーモと、鐘楼と、完全にコーディネートしていることもあって、漠然とこれもルネサンス時代のものだろうと思い込んでさえいた。
が、この洗礼堂、古くは4世紀末にはすでにこの地に存在していたらしい。そして、11世紀に大改築が行なわれ、現在の建物の原型ができた。

続く:中に・・・
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by fumieve | 2012-11-22 07:19 | モザイクの旅

一足早めに・・・サルーテのお祭り2012

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この時期のヴェネツィアの定番料理、カストラディーナ(castradina)を作るので軽いランチを、と、ご招待にあずかり、気楽に出かけていったら、カストラディーナをはさんで、フルコースの豪華ランチが用意されていた。(詳しくは、mammiさんのブログをどうぞ!)

それにしても、さすが、超高級レストラン・シェフ!
いつものことながら、その繊細で完璧な味、盛りつけの美しさ、バランス・・・と、うなってもうなりきれない。

続く:こんな・・・
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by fumieve | 2012-11-21 06:32 | ヴェネツィア

この時期(12月5日まで)、シチリアへおいでになる方へ

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2012年11月5日より12月5日まで、シチリア、カターニア空港では滑走路の工事を行なっている。
カターニアの空港って、数年前に新しくなったばかりなのに、今頃なぜ?と思ったら、そのときの工事は、ターミナルを新しくしただけで、肝心の滑走路は、50年だか前から変わっていなかったらしい。
それは安全にも関わる問題だから、一刻も早く整備してもらいたいのは山々だが、その工事のために、乗客側は、かなり面倒なことになっている。

まず、滑走路そのものを掘り起こしての工事だから、このカターニア・フォンターナロッサ(Catania Fontanarossa)空港で航空機の発着ができない。なので、近くにある、軍用空港、シゴネッラ(Sigonella)で発着し、そこから、旅客空港フォンターナロッサへ、全員一斉にバスに乗って移動させられる。
到着時は、それでもまだマシなほう。着陸後、飛行機を降りて、空港内移動用のバスではなく、観光型のバスに乗り込む。手荷物は自分で、バスのトランクへ。そのバスでフォンターナロッサ空港へ向かい、あたかもそこで着陸したかのように、到着ゲートを通って、無事解散。機内預け荷物がある場合は、通常通り、そこでターンテーブルから出て来る荷物を待つ。手荷物だけだろうが、また、目的地が万が一その軍用空港のすぐ近くであろうが、途中で離れることは許されず、ともかくバスに閉じ込められたまま、フォンターナロッサへ向かう。着陸から到着ゲートまで、空港の案内では約1時間とあるが、今回利用した限りでは40分ぐらいだった。

続く:問題は・・・
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by fumieve | 2012-11-20 00:12 | ほかのイタリア

1日2000個も! あつあつアランチーナのサヴィア@カターニア

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シチリア第2の都市カターニアのメイン・ストリート、エトナ通り(Via Etnea)。その、一番上のほうの角にある、パスティッチェリア(Pasticceria)、サヴィア(Savia)は、1897年創業という歴史あるお菓子屋兼バール。ときによっては、二重三重に人が取り囲んでいることもあるU字型のカウンターの中では、何人もの店員が猛烈な勢いで、次々注文をさばいている。そういえばカウンターの中とウエイターは全員男性で、番頭ならぬ、後ろのキャッシャーにどっかりと腰を据えているのはあまり愛想がいいとはいえない女性なのは、ともかくいかにもイタリアの伝統的なバールっぽくてなつかしい。

ガラスのショーケースに並んでいるのは、お菓子屋さんだからもちろん、広い方の面はお菓子。シチリアの伝統的なカンノーロやカッサータのほか、シュークリームやタルトなどの焼き菓子もあって、どれも巨大だがおいしそう。
日や時間によって構成も変わると思われるが、お客さんのタイプは大きく分けて2つ。1つめは、その場で、カウンターのもの1つ2つ受け取って、その場ですぐ食べる人。もう1つは、複数注文をして、持ち帰り用に包んでもらっている人。

続く:が・・・
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by fumieve | 2012-11-19 08:38 | ほかのイタリア

ヴェネツィア新名所に定着、プンタ・デッラ・ドガーナ

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「疑惑の賞賛」展
プンタ・デッラ・ドガーナ
2012年12月31日まで

Elogio del dubbio
Punta della Dogana
10 apr - 31 dic 2012
http://www.palazzograssi.it/mostre/mostre-in-corso/elogio-del-dubbio

フランスのピノー財団が、同財団のコレクションを展示するために権利を得た、プンタ・デッラ・ドガーナ。元・ヴェネツィア共和国時代の税関は、ヴェネツィアの新名所の1つとして、すっかり定着している。

続く:正直・・・
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by fumieve | 2012-11-18 09:31 | 見る・観る