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ヴェネツィア ときどき イタリア

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ローマでおいしいテイクアウト(&イートイン可)のBIS

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イタリア全国で急に冷え込んだ今日このごろ。
こういう日は、あったか〜いスープなどが飲みたくなるけど、イタリアは意外と、スープがありそうでない。レストランでも、スープはパスタの代わりなのであるとこもあるけどないところも多い。ベルギーとか、寒い地方では簡単なスープ屋さんみたいなのが結構あって、ああいうの、イタリアでもやってくれたらいいのに〜と思っていた。

続く:ローマ・・・
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by fumieve | 2013-11-30 18:06 | ほかのイタリア

「モチーフで読む美術史」と「欲望の美術史」、宮下規久朗・著

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ヴェネツィアの映画祭やビエンナーレで最優秀賞として与えられる「金獅子賞」の「獅子」が、ヴェネツィアの守護聖人、聖マルコのシンボルであることは、しばしばこのブログでも紹介しているが、獅子=ライオンはもちろんのこと、犬や猫、バラやひまわり、それどころか、パンにジャガイモだって、いわゆる美術作品の中に登場するときには、それぞれ何かを暗示していることが多い。
「絵」を見るときに、そんなヒントが隠されていることを、もちろん知らなくても十分に楽しめる美しい絵はたくさんあるけれども、それをわかっていると、もっともっと楽しめるのも事実。
「モチーフで読む美術史」では、そんな項目ごとに、それぞれ意味するところをわかりやすく解説。
たとえば、数年前に日本でも公開された、カルパッチョの「二人の貴婦人」は、あくまでも「貴婦人」であって、かつて言われていたように「娼婦」では絶対にあり得ないことが、「犬」の項を読めばすぐにわかる。
中に豊富に含まれている図版を見ながら、ふむふむ、なるほど、なるほどと読んでいくのもいいけれども、好きな絵を見ながら、これは何だろう?と辞書的に繰っていくのもいいかもしれない。
今でもイメージがあまり変わらないものもあれば、ええっと意外なものもあったりする。また、西洋と東洋で立場が逆転する「竜」のようなのもいて面白い。

人はなぜ、「美術」を求めるのか。
「欲望の美術史」では、前述の「モノ」による切り口ではなく、人の「欲」という観点から、美術を見つめ直している。
古来より美術とは、食欲や、祈願、見栄、・・・と、人のさまざまな「欲」を満たすために存在した。「欲」そのものが描かれているものもあるが、そう見えなくても、美術は芸術家の手を通した間接的な「欲」の体現であり、芸術家は、そのあらゆる要求に応えるよう努力をし、新たな提案をし、そうして美術というものが発展してきた。そこにはもちろん、芸術家側の金銭欲や名誉欲、自己満足欲も含まれている。
やがて近年になると、依頼主の欲とは別に、芸術家の「自己表現」という欲をキャンバスその他もろもろにぶつけて、それが芸術になり得るようになる。
「美術史」というと、なんだかきちんと絵の並んだ静かな美術館で、眉間にしわをよせつつ語らなければいけないような、そんな高尚なイメージが多少あるけれど、そんな一見きどった絵の裏側に、たくさんの「欲」がうごめいていることを示してくれる新しい視点の本。

前者は文庫、後者は新書と、コンパクト・サイズながら、図版がどちらも豊富で全てカラーなのも嬉しい。日本の本ってすばらしいっ!!!

27 novembre 2013
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by fumieve | 2013-11-27 18:21

モザイクの旅・番外編〜ラヴェンナの床モザイク

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ラヴェンナの観光の中心地である、サン・ヴィターレからわずか百メートルのところにある「石のカーペットの家( Domus dei tappeti di pietra)」。現在のサンテウフェミア教会(Chiesa di Sant’Eufemia)に入ると、奥に小さな入口がある。

今からちょうど20年前、1993年にこの近くの建物の地下工事をしていて発見されたもので、調査の結果、一帯でローマ時代以降のいくつかの建物の跡が確認されたが、とくに「大発見」だったのは、この6世紀の「家」。700平米、全14室、そのうち広い範囲で、モザイクの床装飾が見つかっている。
多色の石を並べて模様や絵を描いた床のモザイクは、しばしば「石のカーペット(tappeto di pietra)」と呼ばれることから、この建物もそう名付けられて、2002年より博物館として公開されている。

続く:ご近所・・・
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by fumieve | 2013-11-26 18:03 | モザイクの旅

第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ・17〜閉幕

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昨日11月24日、今年のビエンナーレが閉幕した。
終了1日前の時点で、来場者数が472,247人(したがって最終的には475,000人を超えていると予想される)で、前回2011年と比較して7,3%増加。うち、学生・若者が31.75%。
興味深いのは、内覧会含め、ジャーナリストの入場数が7,110人で、外国メディアが4,655人、イタリア・メディアが2,455人なのだが、全体でなんと前回比56%増。それだけメディア露出度が増え、入場者数増加に貢献したことは確かだろう。
実際、今年の特徴として、閉幕1カ月前の10月の最終週の入場者数は28,386人と、開幕前の内覧会の入場者数20,424人を大きく上回ったらしいが、これは今までになかった現象と言える。真夏の暑い間、夏休み期間は避けて、でも、イタリア内外の多くの人に、ビエンナーレに「(一度は)行かなくちゃ」的な雰囲気が生まれたのは、頼もしいというか嬉しいことだと思う。
期間中のさまざまなイベントのほか、とくに学校やクラス単位の来場に関しては、専用バスなどを用意したのは、近郊の学校にとって、「遠足」を組むいい後押しになっただろう。今後もぜひ継続してほしい。

続く:ヴェネツィア・・・
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by fumieve | 2013-11-25 18:58 | ビエンナーレ2013

ラヴェンナは、「ワインの家」でピアディーナ!

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看板には、ロマーニャ地方のワインのエノテカ(Enoteca Vini di Romagna)とある。お店の名前、「カ・デ・ヴェン(Ca’ de’ Vèn)」も要するに、ワインの家、のような意味だろう。が、よくよく見ると、ピアディーナ(Piadina)と縦書きに、小さく書いた看板もある。

中を覗き込むと、天井の高い、ちょっとおしゃれそうな空間で、なんだか高いワインが出てきそうな雰囲気。

続く:ところが・・・
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by fumieve | 2013-11-25 09:50 | ほかのイタリア

モザイクの旅・番外編〜ラヴェンナのロマネスク

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ラヴェンナの駅を降りて、中心街へ向かうのに一番最初に見えるのが、サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ教会(Chiesa di San Giovanni Evangelista, 洗礼者ヨハネ教会)。

幼き皇帝の母ガッラ・プラチディアが424年に、その皇帝を伴い当時の(東)ローマ帝国の都、コスタンティノポリス(現イスタンブール)からラヴェンナに移ってきた際、航行の無事を洗礼者ヨハネに祈ったという。悪天候の中、なにごともなくラヴェンナに到着したあと、感謝の意を捧げるために、ガッラ・プラチディア自身の命により同教会が建立された。
14世紀に大幅に改築され、しかも1944年には空爆による被害を受けたため、現在の建物はそのあとの修復による部分も大きい。

続く:後陣・・・
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by fumieve | 2013-11-24 17:36 | モザイクの旅

ヴェドヴァとリキテンスタイン

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ティントレットの「家」、スクオラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ(Scuola Grande di San Rocco)に進出中のエミリオ・ヴェドヴァだが、そのヴェドヴァ美術館では、ロイ・リキテンスタインの「彫刻」作品を展示中。

続く:アメリカン・・・
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by fumieve | 2013-11-23 15:48 | 見る・観る

「世紀末パリのアヴァンギャルド」展、グッゲンハイム美術館

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11月21日は、ヴェネツィアのサンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂のお祭り

教会から目と鼻の先にあるといってよい、グッゲンハイム美術館は毎年、この21日までの1週間、ヴェネツィア住民の入場が無料になる。
最近は、国公立の美術館も、文化省のイニシアティヴなどで年に数回、入場無料になる日があったりするが、こちらは1日だけでなく1週間となかなか太っ腹。なによりも、サルーテのお祭りは、教会のある教区のものだけではなく、ヴェネツィア島の内外からたくさんの人がお参りに足を運ぶから、そのついでに、せっかくだから美術館にも寄っていってね、というのは粋な計らいだと思う。なんで住民だけなの、どうせならみんなに無料開放したらいいのに、と思われるかもしれないが、サルーテのお祭りはやっぱり、ヴェネツィアのお祭り。だからこれは、美術館から市民への、ご祝儀みたいなものといったらいいだろうか。
アメリカ系のモダンアート美術館ながらも、とくに住民に愛されている所以だろう。

人気があるのはそんな「気配り」のためだけではない。ピカソ、カルダー、マグリット、モランディ・・・と珠玉の常設コレクションはもちろん、企画展もいつも、決して期待を裏切らない。

続く:19世紀・・・
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by fumieve | 2013-11-21 18:45 | 見る・観る

とんぼの本「レオナルド・ダ・ヴィンチ 人体解剖図を読み解く」

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あらためて、レオナルド・ダ・ヴィンチという人は、ものすごい強度な「なぜなに小僧」がそのまま大人になったような人だったんだんだなと思う。
さまざまな自然界や機械の仕組み、人体そして生命という複雑で神秘なものの仕組みに疑問を持ち続け、観察し、描写し、そこから推測を重ね、それをまたデッサンした。
思い出す限り、私自身は小さいころから、あんまりこういう分野に興味がなかったというか、とくに疑問にも思わず、あるがままに受け入れていたように思う。だから自然科学、理科という分野は、中学校ぐらいまではなんとなく流していたものの、高校に入ってからの物理、化学、生物といずれもほぼ意味不明な世界、「なぜ」どころか「なにそれ?」というくらい、遠い遠い存在になっていた。

そんな私に、筆者は鋭く突っ込みをかける。

・・・双眼鏡で見る風景は天地が逆転しないし、バードウォッチング用の単眼望遠鏡でもおなじこと。それはなぜか?これらの問題について一度として考えたことがないのだとすれば、(レオナルドが知りすぎていたというよりも)あなた自身が視覚に対してあまりに無頓着すぎる、というべきだろう。

・・・ひえ〜っ。・・・というか、なぜ天地が逆転するはずなのか、そこんとこからして、すでに理解不能なんですけど・・・。

そんな私でも、この本にはぐいぐいと引き込まれた。それはやはり、レオナルド・ダ・ヴィンチという人の魅力にほかならない。レオナルドが、何を見て、何を考えてきたのか。
本書はとくに、レオナルドの幅広い興味の対象の中から、人の体という分野に的を絞っている。なにしろあの、レオナルド・ダ・ヴィンチのデッサンだからついだまされてしまうけど、中には現代の解剖学からすると間違っているものも多々あるらしい。
目の前のものを観察し写すだけではなく、当時のいわゆる理学書や博物誌を熟読し、つまり、観察と文献と、できるだけの材料を集めた上で、彼自身の考察が行なわれていた。 理論と現実との違いに、ときには気がついて世紀の発見をしていたり、一方でときには、あのレオナルドでも越えられなかったこともある。

まあ、なんというか・・・まずはメモ魔、そして一言で言えばやはり「オタク」だろう。興味の対象に対して、執拗なまでに追究する。だが、先日、ミケランジェロでも見てきたように、その人何倍もの、絶え間ない努力ができるのが天才であるゆえんだろう。

続く:本の・・・
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by fumieve | 2013-11-20 03:42

コジャレた立ち飲み屋はその名も・・・バカランド!

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バーカロ(bacaro)と呼ばれる、ヴェネツィアの典型的な立ち飲み屋、最近は、立ち飲みとともにつまむ、一口おつまみをチケッティとかチケーティということから、チケッテリアというところも多い。いずれにしても、思いっきりベタで決してコジャレていない、のが基本。

リアルト橋至近、数年前までは中華料理屋で、一度、ふつうのヴェネツィア料理屋になっていたのだが、まだ経営が変わったらしい。なかなかいい感じになっているからと誘われて、久しぶりに行ってみたら、ほんとに妙に「オシャレ」なチケッテリアに生まれ変わっていた!

続く:ま、・・・
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by fumieve | 2013-11-19 03:47 | 飲む・食べる