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ヴェネツィア ときどき イタリア

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「皇帝ティトゥスの慈悲」モーツァルト、フェニーチェ劇場

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仕事もいっぱいいっぱい、諸々のストレス続きでハードな1週間の、ヘトヘトな1日。幸いなことにたった5分の遅れで到着した電車を降り、雨の中あわてて帰宅し、長靴にはきかえて小走りで劇場へ。階段をかけあがり、席に座るのと照明が落ちるのがほぼ同時だった。
間に合わなければ、仕事のあと直接劇場へ向かってもよかったのだが、そうできなかったのは、ちょうど公演が終わる時間に、アックアアルタのピークが予想されていたため。120cmとなると、長靴なしの帰宅はやっかいになる。

続く:そんな・・・
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by fumieve | 2014-01-31 23:57 | 聞く・聴く

サルデーニャ、カリアリ近郊のノーラ遺跡

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海に囲まれた岬に、かつては大きな町であったノーラの遺跡が広がる。現在までに発掘されているだけで3ヘクタール以上。
案内にしたがって中へ入ると、その先端はさらに3つの岬からなっていることがわかる。地形に恵まれた良港だったのだろう。ただし、古くより海の浸食もあり、地形も当時と今とではずいぶん違っている。

続く:ノーラ・・・
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by fumieve | 2014-01-31 16:36 | ほかのイタリア

日伊協会「クロナカ」140号は、あらためて・・・ヴェルディ!

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昨年、生誕200周年を迎えた、イタリアを代表する大作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ。新年号は201年を祝う、大特集。

「イタリアで花開く日本文化」も、今回は舞台もの2つを紹介しています。

https://www.aigtokyo.or.jp/?p=11277

ぜひ、ご一読ください。

30 gen 2014
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by fumieve | 2014-01-30 23:56 | 読む

モザイクの旅・番外編〜サルデーニャ、ノーラ遺跡

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青い海を背景に、足もとにはローマ時代の床モザイク。
海好き、モザイク・マニアには夢のような世界がサルデーニャ島にあった。

州都カリアリから、40kmほど南、現在はプーラ(Pula)という市内の海岸沿い、かつてノーラ(Nora)という町があった。先史時代から人類が住み、やがてカルタゴ人が商業上の拠点、つまり商業港として利用したあと、そのカルタゴがポエニ戦役でローマに敗れ、やがてサルデーニャ島は紀元前238年にローマ共和国の属州となった。
カルタゴ時代には、あくまでも商業の拠点としての町であったノーラだが、属州後はほかのローマの町に漏れず、ローマの都市計画に基づき、フォロ(広場)や神殿、道路に水道、テルメ(公衆浴場)、そしてインスラと呼ばれる集合住宅地区と、一方でドムスと呼ばれるお金持ちの邸宅ができた。
一時は8,000人の人口のあったノーラだが、紀元後4世紀にヴァンダル族の襲撃に遭い、また、かつての良港であった町は徐々に海に浸食され、8世紀には完全に打ち捨てられてしまう。そして1889年に遺跡が「発見」されるまで人に知られることなく土の中に埋もれていた。

続く:1950年・・・
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by fumieve | 2014-01-30 08:34 | モザイクの旅

カリアリで魚介三昧、トラットリア・リッリク

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「漁師風リゾット」を2人前頼んだら、少なく見積もっても4人前くらいの量がでてきた。

私は苦手なので食べていない(写真もない)けど、「ウニのスパゲッティ」は4人前頼んで、いったいどんな量になるのかと思ったら、同じくらいか、少し少ないくらいだった。・・・テキトー???

サルデーニャ島は、海の幸だけでなく実は山の幸も充実しているのだけど、やはり港の風景を見てしまうと、海の幸に惹かれるのが人情というもの(大げさ?)。

続く:サルデーニャ・・・
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by fumieve | 2014-01-28 18:14 | ほかのイタリア

「ヴェニス 光と影」吉行淳之介・篠山紀信・著 新潮文庫

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もともと単行本が出たのが昭和55年、文庫の初版が平成2年とあるから、ずいぶん古い本の話で恐縮だが、たまたま日本の古本屋で見つけたもの。
ヴェネツィアについては、古今東西、紀行文が数限りなくあるし、写真集についてもしかり。だが、小説家と写真家と、いずれも超ビッグネームながら思いがけぬ組み合わせに、数十年前にはこんな豪華な企画があり得たのだと思いつつ読んだら、この本のアートディレクターが和田誠さんだというので、納得というか、さらに驚きというか。

おおかたの読者諸氏は、この本の文章の部分を読んで、自分の心に描いていたヴェニスと大きな落差を感じたことだろう。

吉行さん自身が「あとがきに替えて」で指摘されているように、吉行さんの語るヴェネツィアは、一般に多くイメージされているヴェネツィアとはちょっと違う、「闇」とはいわないまでもまさに世界の観光都市の「影」の部分。もともと後ろ向きでようやく到達したヴェネツィアで著者が見たのは、古びたホテルであり、陰鬱な湿気であり、怪しげな中華料理店だった。トーマス・マンの「ヴェニスに死す」を下敷きにしたようなしないような、紀行文のような小説。

ご本人の指摘とは裏腹に、さもありなん、と思って読んだのだが、といって、この小説の疑似体験をしたい、こういうヴェネツィアが見たいと言われると、それはまた難しい。
須賀敦子さんのエッセイもそうなのだが、 あくまでも旅行者として、しかもうんと短期間の滞在で、だから多少の誤解もあったりするのだけど、事実をつないでこうして耽美な文章が生まれるのだからすごい。

一方で、やはり吉行さんが言うように、篠山氏の撮るヴェネツィアは、これぞヴェネツィアと期待されるヴェネツィアで、おそらく今でもほとんど変わりないだろう。
陽と陰のヴェネツィア、それなのにこの1冊の薄い文庫の中で見事なハーモニーを見せているのはすごい。どちらかを先に、どちらかを後に用意したものではなく、一緒に取材し、同行したり別れたりしてそれぞれで創作した結果を組み合わせたというのだから、これはやはりディレクターの存在を忘れてはならないだろう。2人の共著という体裁を取っているが、3人にしてもいいくらいだと思う。

27 gen 2014
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by fumieve | 2014-01-27 21:46 | 読む

ワインと生ハムにまったり、イ・ルステギ

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丈夫なグラスになみなみと注がれた1杯1ユーロのワインに、おそうざいふうのおつまみをつまむ、ヴェネツィアの典型的な居酒屋も好きだけど、たまには、ちょっといいワインをゆっくり飲むのも悪くない。

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by fumieve | 2014-01-26 03:10 | 飲む・食べる

ロッシーニ「絹のはしご」、マリブラン劇場

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フェニーチェ劇場恒例、ヴェネツィアの美術院(Accademia delle belle arti)の学生さんたちによる舞台演出。といっても、今晩含む前半はソリストたちはプロ、後半30、31日はこれも音楽院(Conservatorio)の学生さんたちの配役のようで、どうせならそちらを聴きにきてもよかったのだが。

学生さんたちの「仕事」が、ちゃんとフェニーチェ劇場のシーズン・プログラムの一部になっているという好ましいプロジェクト。なので実際はフェニーチェの第2劇場にあたるマリブラン劇場(Teatro Malibran)を使っていることと、規模を限定するために、オーケストラも登場人物も少ないバロック・オペラを扱うことが多くて、こういうめずらしい演目に出会えるのもまた、このプロジェクトの楽しみの1つ。

続く:ロッシーニ・・・
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by fumieve | 2014-01-24 07:40 | 聞く・聴く

まっぷるイタリア2015、発売!

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まっぷるイタリア、最新号が出ました!
主要都市、ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ヴェネツィアの徹底ガイドに持ち歩き用詳細地図のほか、注目の南イタリア、ナポリ、カプリ、ポンペイ、アマルフィ、ポジターノ、ソレントの見どころ、お食事どころも一気に紹介。

・・・私もまだまだ、行きたいとこ、食べたいもの。いっぱいあります・・・!

23 gen 2014
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by fumieve | 2014-01-23 21:40 | 読む

第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ・番外編、美術手帖2013年8月号(・・・いまさらながら・・・)

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・・・世界的に国際展が乱立するなかで、・・・改めてここには今後のアートシーン、ひいては国際社会の行方を占うヒントが詰まっている唯一無二の国際展だと感じた・・・

美術手帖2013年8月号。編集長岩渕貞哉氏の巻頭のことばを読んで、単純に、ほんとうに嬉しく感じた。

もうとっくに会期の過ぎてしまった昨年のビエンナーレの特集号。日本に帰国中、本屋でバックナンバーを見つけて買ってきたのを、ここ数日でようやく目を通している。

一度キーポイントをつかんでしまえば、次々とつながってどんどんわかりやすくなる中世から近代の美術と違い、現代アートは私にとってそんなつながりが見出せず、相変わらず、よくわからないまま。
たまたまヴェネツィアに住んでいるから、せめてビエンナーレというイベントだけはできるだけフォローしようと思っているけれど、それも1つ1つの作品、1つ1つの展示については、わかるか、わからないか、共感できるかできないかと、自分を疑いながら見ている気がする。
ヴェネツィア・ビエンナーレは、公式展だけでもざっと150くらいの企画が一同に介しているから、その横の比較と、過去、つまり縦とのつながりとを手がかりに見方を模索しているものの、ほかの国際的な現代美術展には足を運んだことがないし、イタリアの場合、中にいると自画自賛的な評価しか得られないことも多い。

毎回、開幕直後の、新聞の特集記事などは送ってもらって目を通しているのだけど、日本の美術専門誌がヴェネツィア・ビエンナーレをどう評価し、紹介しているのか。 外から見たヴェネツィア・ビエンナーレがいったいどういう位置づけにあるのか、気になっていた。

その美術手帖でさえ、ビエンナーレ単独の特集は久しぶりだったらしい。
好きだったものの記憶をたどるのはもちろん、自分では意味がわからなかったものを「なるほどそういうことだったのか」と今さら合点してみたり、いくつかの見逃したものを「しまった!」と思ってみたり(涙)。そうか〜、ヴェネツィア・ビエンナーレって、やっぱりこんなに面白いんだ、と引き込まれるように読んだ。

特別表彰を受けた日本館に大きくページを割いているのはもちろんとして、「作業日誌」の中に友人の姿を発見!通常は表に出ることのない裏方さんたちの仕事が気になる私としては、やはり嬉しかった。

ヴェネツィア・ビエンナーレの何が面白いのか。
そのビエンナーレ特集であるはずの美術手帖の表紙が、同期間に開催中とはいえ、公式展とは別の、「ルドルフ・スティンゲル」展の写真であったりするところがまさに象徴的。ビエンナーレとはいえ、うかうかしてはいられないし、でもそれもこれも全部ひっくるめて、これがやっぱり「ヴェネツィア・ビエンナーレ」なのだから 。

来年のビエンナーレが断然楽しみになったと同時に、今度はちゃんと期間中にこの特集号を手に入れて、案内を参照しながら会場を回ってみたいと思う。
美術手帖さん、2015年もぜひ、単独特集でお願いします!

22 gen 2014
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by fumieve | 2014-01-23 07:57 | ビエンナーレ2013