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ヴェネツィア ときどき イタリア

fumiemve.exblog.jp

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「ことばの家」、今シーズン最後のテーマは「虚栄」

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毎回、声をかけてもらっていながら、なかなか参加できずにいた「ことばの家」
2013-14シーズンに入ってから、一度は参加したけれど、そのあとは、すっかりごぶさたしてしまっていた。
朗読に参加するには、イタリア語と日本語(オリジナル言語)の双方がないといけないのだが、このテーマにはぜひこれを!と思うとイタリア語訳がなかったり、逆に友人がイタリア語でテキストを見つけて提案してくれると日本語が入手できなかったり。
実は古典の場合は、ヴェネツィア大学の日本語科の図書館や、ネットで結構みつかるのだが、現代もの、というか最近翻訳されているもののほうがかえって、日本語原書をここで入手するのが難しい。

続く:今日・・・
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by fumieve | 2014-06-11 06:26 | 読む

ポルディ・ペッツォーリ美術館、須賀敦子さんのエッセイより

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最近なんとなく、須賀敦子さんの本を読み返している。

どれも何度も読んでいて、だからほぼ暗記しているようなつもりなのだが、それでもたまにこうして読み返すと中には、ああ、こんなエピソードもあったか、とか、あらためて、ああ、そうそう、と思ったりするものもある。

続く:全体・・・
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by fumieve | 2014-05-14 00:39 | 読む

日伊協会「クロナカ」141号、島に行きたい!

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特集「イタリア 島めぐり1」は、
イスキア、ストロンボリ、マレッティモ。

・・・どこも行ったことないけど、いつか行ってみたいなー。

「イタリアで花開く日本文化」は、イケバニスタとサムライの登場です!

https://www.aigtokyo.or.jp/?cat=30

29 apr 2014
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by fumieve | 2014-04-29 13:22 | 読む

朗読のその場所は・・・リアルトリブリ

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夕方の1杯も、外飲みが気持ちのいい季節になった。

1日の疲れをまるで感じていないかのように、いや、まさに疲れを癒すために、ヴェネツィアの人々はなぜか、夕方こうして、立って1杯飲む。友人や同僚、ご近所の顔なじみと、べらべらしゃべりながら。
それが居酒屋の中だったり、外だったり、そしてこうして春から夏にかけては、そんな立ち飲みの場を増やすかのような、ちょっとしたイベントも増えてくる。

リアルトリブリ(リアルト、本)は、作家さんによる朗読を、1杯引っ掛けながら味わおう、というもので、場所はリアルトの魚市場。3月16日から4月末まで、毎週日曜日の夕暮れどきに開催されている。
いつもはお魚が売られているその場所に、ソファが突然置かれているだけでもかなりシュールだが、そこに作家さんと、伴奏のギタリストさんが腰掛けているのはなかなか印象的。

続く:今日の・・・
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by fumieve | 2014-04-07 15:31 | 聞く・聴く

日伊協会「クロナカ」140号は、あらためて・・・ヴェルディ!

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昨年、生誕200周年を迎えた、イタリアを代表する大作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ。新年号は201年を祝う、大特集。

「イタリアで花開く日本文化」も、今回は舞台もの2つを紹介しています。

https://www.aigtokyo.or.jp/?p=11277

ぜひ、ご一読ください。

30 gen 2014
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by fumieve | 2014-01-30 23:56 | 読む

「ヴェニス 光と影」吉行淳之介・篠山紀信・著 新潮文庫

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もともと単行本が出たのが昭和55年、文庫の初版が平成2年とあるから、ずいぶん古い本の話で恐縮だが、たまたま日本の古本屋で見つけたもの。
ヴェネツィアについては、古今東西、紀行文が数限りなくあるし、写真集についてもしかり。だが、小説家と写真家と、いずれも超ビッグネームながら思いがけぬ組み合わせに、数十年前にはこんな豪華な企画があり得たのだと思いつつ読んだら、この本のアートディレクターが和田誠さんだというので、納得というか、さらに驚きというか。

おおかたの読者諸氏は、この本の文章の部分を読んで、自分の心に描いていたヴェニスと大きな落差を感じたことだろう。

吉行さん自身が「あとがきに替えて」で指摘されているように、吉行さんの語るヴェネツィアは、一般に多くイメージされているヴェネツィアとはちょっと違う、「闇」とはいわないまでもまさに世界の観光都市の「影」の部分。もともと後ろ向きでようやく到達したヴェネツィアで著者が見たのは、古びたホテルであり、陰鬱な湿気であり、怪しげな中華料理店だった。トーマス・マンの「ヴェニスに死す」を下敷きにしたようなしないような、紀行文のような小説。

ご本人の指摘とは裏腹に、さもありなん、と思って読んだのだが、といって、この小説の疑似体験をしたい、こういうヴェネツィアが見たいと言われると、それはまた難しい。
須賀敦子さんのエッセイもそうなのだが、 あくまでも旅行者として、しかもうんと短期間の滞在で、だから多少の誤解もあったりするのだけど、事実をつないでこうして耽美な文章が生まれるのだからすごい。

一方で、やはり吉行さんが言うように、篠山氏の撮るヴェネツィアは、これぞヴェネツィアと期待されるヴェネツィアで、おそらく今でもほとんど変わりないだろう。
陽と陰のヴェネツィア、それなのにこの1冊の薄い文庫の中で見事なハーモニーを見せているのはすごい。どちらかを先に、どちらかを後に用意したものではなく、一緒に取材し、同行したり別れたりしてそれぞれで創作した結果を組み合わせたというのだから、これはやはりディレクターの存在を忘れてはならないだろう。2人の共著という体裁を取っているが、3人にしてもいいくらいだと思う。

27 gen 2014
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by fumieve | 2014-01-27 21:46 | 読む

まっぷるイタリア2015、発売!

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まっぷるイタリア、最新号が出ました!
主要都市、ローマ、フィレンツェ、ミラノ、ヴェネツィアの徹底ガイドに持ち歩き用詳細地図のほか、注目の南イタリア、ナポリ、カプリ、ポンペイ、アマルフィ、ポジターノ、ソレントの見どころ、お食事どころも一気に紹介。

・・・私もまだまだ、行きたいとこ、食べたいもの。いっぱいあります・・・!

23 gen 2014
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by fumieve | 2014-01-23 21:40 | 読む

第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ・番外編、美術手帖2013年8月号(・・・いまさらながら・・・)

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・・・世界的に国際展が乱立するなかで、・・・改めてここには今後のアートシーン、ひいては国際社会の行方を占うヒントが詰まっている唯一無二の国際展だと感じた・・・

美術手帖2013年8月号。編集長岩渕貞哉氏の巻頭のことばを読んで、単純に、ほんとうに嬉しく感じた。

もうとっくに会期の過ぎてしまった昨年のビエンナーレの特集号。日本に帰国中、本屋でバックナンバーを見つけて買ってきたのを、ここ数日でようやく目を通している。

一度キーポイントをつかんでしまえば、次々とつながってどんどんわかりやすくなる中世から近代の美術と違い、現代アートは私にとってそんなつながりが見出せず、相変わらず、よくわからないまま。
たまたまヴェネツィアに住んでいるから、せめてビエンナーレというイベントだけはできるだけフォローしようと思っているけれど、それも1つ1つの作品、1つ1つの展示については、わかるか、わからないか、共感できるかできないかと、自分を疑いながら見ている気がする。
ヴェネツィア・ビエンナーレは、公式展だけでもざっと150くらいの企画が一同に介しているから、その横の比較と、過去、つまり縦とのつながりとを手がかりに見方を模索しているものの、ほかの国際的な現代美術展には足を運んだことがないし、イタリアの場合、中にいると自画自賛的な評価しか得られないことも多い。

毎回、開幕直後の、新聞の特集記事などは送ってもらって目を通しているのだけど、日本の美術専門誌がヴェネツィア・ビエンナーレをどう評価し、紹介しているのか。 外から見たヴェネツィア・ビエンナーレがいったいどういう位置づけにあるのか、気になっていた。

その美術手帖でさえ、ビエンナーレ単独の特集は久しぶりだったらしい。
好きだったものの記憶をたどるのはもちろん、自分では意味がわからなかったものを「なるほどそういうことだったのか」と今さら合点してみたり、いくつかの見逃したものを「しまった!」と思ってみたり(涙)。そうか〜、ヴェネツィア・ビエンナーレって、やっぱりこんなに面白いんだ、と引き込まれるように読んだ。

特別表彰を受けた日本館に大きくページを割いているのはもちろんとして、「作業日誌」の中に友人の姿を発見!通常は表に出ることのない裏方さんたちの仕事が気になる私としては、やはり嬉しかった。

ヴェネツィア・ビエンナーレの何が面白いのか。
そのビエンナーレ特集であるはずの美術手帖の表紙が、同期間に開催中とはいえ、公式展とは別の、「ルドルフ・スティンゲル」展の写真であったりするところがまさに象徴的。ビエンナーレとはいえ、うかうかしてはいられないし、でもそれもこれも全部ひっくるめて、これがやっぱり「ヴェネツィア・ビエンナーレ」なのだから 。

来年のビエンナーレが断然楽しみになったと同時に、今度はちゃんと期間中にこの特集号を手に入れて、案内を参照しながら会場を回ってみたいと思う。
美術手帖さん、2015年もぜひ、単独特集でお願いします!

22 gen 2014
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by fumieve | 2014-01-23 07:57 | ビエンナーレ2013

「カテリーナの旅支度 イタリア二十の追想」、内田洋子・著

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エッセイというよりはもはや、小説のようだと思った。著者がイタリア生活の中で出会った人々の、二十の物語。

「ジーノの家」「ミラノの太陽・・・」が「家」にまつわるお話、「イタリアの引き出し」はより暮らしに焦点を置いたお話だったが、今回はずばり「人」がそれぞれの物語の中心になっている。

もともといいとこのお嬢さんだったり、血のにじむような努力をしてつかんだ地位だったり、出自は違えど、今は立派な家に住み、高級車に乗り、山にも海にも別荘があって、おまけに配偶者も自分も超エリート。お仲間とは自家用のヨットの話題で盛り上がる。いや、そんな人ばかりではない、中には移民の女性も登場するのだが、圧倒的に、社会的にそれなりのクラスにいる人々の登場率が高い。
大前提のはずの、それも最初は強固だったはずの、絵に描いたような完璧な家庭がいつの間にか空虚化し、崩れ落ち、取り返しがつかない。それだけの階級の人々は、思いもよらぬ事態を前にしても、 泣きわめいて騒ぐようなことはしない。
・・・いや、エクアドル人の女性だけは、著者の前で声を上げて泣いてみせるのだが。

いろいろな人がいるんだな、と思う。そして、感じるのは、イタリアがやはり完全な、圧倒的な階級社会であること。
幸か不幸か、私自身の現実から遠いのはもちろん、周囲をどう何度も見回してもそれらしき人もいない。もともと人付き合いがいい方ではなく、そもそも友人が少ないせいもあるかもしれない。

経済的に恵まれない人も、恵まれた人も、どっちも幸せになれないのは、なんだか悲しい。怒って泣いて、笑って日々過ごしている、そんなふつうの暮らしができるのは、平凡な人生の特権なのだろうか。

21 gen 2014
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by fumieve | 2014-01-22 07:25 | 読む

「西洋絵画の歴史1 ルネサンスの驚愕」、遠山公一・著

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なにを隠そうワタクシ、イタリアの大学でイタリア美術史を専攻したが、実は、レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエッロを一度もまともに学んだことがないというと驚かれるだろうか?

この本を手に取って、まずぱらぱらっと開いて、ああっ、そうそうっ!!!と思ったのは、日本ではどうなのかわからないけど、少なくともイタリアでは、ルネサンスの絵画というとまず、マザッチョ(Masaccio)だし、その源にはジョット(Giotto)あり、というのが基本だったから。

続く:巻頭・・・
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by fumieve | 2014-01-17 05:31 | 読む