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ヴェネツィア ときどき イタリア

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アート&グルメ、カステルフランコの場合

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先日のカステルフランコ

ジョルジョーネの展覧会を見に行きつつ、お昼にはおいしいものを食べよう!というのも楽しみの1つだったから、展覧会会場前の大行列(というよりは大群衆)を前にくるりと踵を返し、お食事処を物色することにした。
前に来たときには確か、城壁のすぐ外のどこかで食事をした記憶があるのだが、今回はあまり時間がないし、壁の中にも何軒か店があるので、いっそ王道を取ろう。




中に入ったとき、外から見た印象と若干違ったので、ふと躊躇したのだが、といって逃げ出すわけにもいかず、観念して(?)そこで食べることにする。

メニューを見ていたら、ちょっと年配のウエイトレスが、「シニョーラ、ラディッキ・トレヴィジャーニのリゾットがもうすぐできるけど、どう?」と耳打ち(笑)してきた。ちょうど、ラディッキオの入ったパスタか何かにしようかなと、思っていたところだったので、まあせっかくそう言うなら、とそれをお願いすることに。
で、それなら何かその前に前菜を・・・と思う暇もなく、あっと言う間にリゾットが出てきてしまった。・・・さては、間違えて余分に1人前できてしまうところだったんだな・・・。作り置きのできない、かつ、調理に時間のかかるリゾットは、ほとんどのレストランで2人前からしかオーダーを受け付けないが、きっと、どっかで人数が狂ったのだろう。

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勧められるままにオーダーして、おいしいのはおいしいけど、量がやたら多かったり、お値段がそれなりに高かったり、ぼられる、まではいかないけど、いいようにあしらわれている観光客のようになっていることが多い私。ちょっと気をつけよう、と思っているのに、またやってしまった。
とはいえ、最近、めっきり闘う気力のない私は、ちょっとあきれつつも、食べる。
・・・味はさすがに、おいしい。コクがあって、だけどしつこすぎず、なんともいい塩加減をよくよく噛んで味わう。
おいしいからって、だまされてはいけない、・・・と思いつつ、おいしいと、自然と気分もおおらかになるもの。お皿がきれいになるころには、い~い気分になっていた。
で、この日は、夕食が食べられないかもしれないことが予想されたので、気を取り直して、いっそセコンド(メイン)を取ることに。

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で、ヴェネツィア住民、かつ、肉食女子である私は、内陸では絶対に食べるのはお肉。牛肉のタリアータと、アーティチョーク。

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これはまあどちらも、まずまず、ふつうにおいしかった。

ほんとは、ジョルジョーネ展開催中の特別メニュー、15ユーロのワン・プレート・メニューというのがあって、それにしようかな・・・と思って入ったのだが、あとで他の人のところに出てくるのを見たら、あれでは全然足りなかった・・・ほっ。

All’antico Giorgione
Via Francesco Maria Preti, 9
31033 Castelfranco Veneto (TV)
Tel. 0423 737568

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20 marzo 2010
by fumieve | 2010-03-21 10:42 | ほかのイタリア
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