ヴェネツィアから西へ、ミラノに向かうほぼ中間点にあたるヴェローナ、そこからほぼ真北に上がって100km。トレントの町の名は、16世紀、ローマ・カトリック教会の華飾や堕落に疑問をつきつけた「宗教改革」運動に対抗するためのこの地で開かれたカトリックの総会議、「トレント公会議」で知られている。
同じトレンティーノ・アルト・アディジェ自治州の中でも、オーストリアと国境を接し、歴史的にもオーストリアに近いアルト・アディジェ、すなわち南チロル地方の中心地
ボルツァーノが、完全にドイツ(オーストリア)風な、イタリアであってイタリアでない町ならば、トレントは山に囲まれつつもやっぱり完全にイタリア。
共通語もイタリア語ならば、町並みもやはり、チロル風というよりは北イタリア風。
やはり駅からくるっと歩いて回れる町の中心地で目につくのは、とんがり屋根ではなく、美しいフレスコ画で彩られた外壁。ボルツァーノでも見かけることは見かけたが、こちらの明るい色合いで描かれただまし絵は、ここがちょうどルネサンス華やかりし時期にキリスト教世界で最も重要な会議を迎えた町であることを十分に意識させられる。
今回は時間がなくて、泣く泣く中の見学をあきらめた大聖堂はロマネスク。
今度はゆっくり行って、美術館も見なくっちゃ。
25 luglio 2013
Cattedrale di San Vigilio
Torre Civica e Palazzo Pretorio
Case Cazuffi e Rella
Municipio Vecchio
Palazzo QUetta Alberti-Colico
Palazzo Geremia
Palazzo Thun
Via Belenazani
Palazzo Fugger Galasso
Via Roma