ちょっと前になってしまったけど、
パドヴァ在住のあきさんに、すてきなお店を紹介してもらった。
ヴェネツィアから、西へ40km、電車で30〜1時間(ローカルすぎて、列車の種類により時間差が大きい)。古い大学の町パドヴァは、見どころもいっぱいの美しい町だけれども、ともかく人の多いヴェネツィアから行くと、ごくふつうの生活があって、なんだかほっとする。
こんなすてきなレストランが、町の中心にほっこりあるのも、さすがパドヴァ。そういえば、パドヴァにはほかにもすてきなお店がいくつもあって、これまでにもたくさん紹介してもらっている。
落ち着いた通りに面した、間口からは一見わからない広々としたお店。天井もうんと高くて、ヴェネツィアは1階は天井があまり高くないから、それだけで異国(?)情緒たっぷり。お昼からこんなとこでゆっくりプロセッコ(prosecco、ほぼ地元の発泡白辛口ワイン)なんて飲んじゃって、贅沢・・・。
前菜は、生のお魚と、それから、火を通したものと、少しずつ。
・・・少しずつと言ったって、結構あれこれ、いろいろあったけど。
(写真は3人前、念のため。)
ああ、なるほど、古いレースってこうやって使ってもいいんだ、なんて思うけど、自宅ではとてもとても。
リゾットは帆立にちょっぴり生姜を利かせて。
手長エビのタリアテッレ(かな?、写真冒頭)は、エビがよじのぼっているみたいで、なんだかかわいい。
どれもこれも、ほんとに優しい、繊細なお味。
さすがに満腹になってしまい、メインはもちろん、デザートもパス。
・・・こちらはカフェについてきたクッキー。これまでのお料理に比べると、かなり素朴。でも、じんわり、おいしい。
そしてカフェ。
私たちは、の〜んびりゆっくり、時間をかけていただいたけど、お昼だったこともあって、ほかのお客様数組はみなさん、常連さんらしく、さくっと入ってきて、さくっと1品だけ食べて、さくっと出て行った。こういうとこが常連なんて、かっこいいなー。
日本からみえるお客さまも、みなさん一度いらっしゃると、ほぼリピーター確実だそう。味も雰囲気もサーヴィスもよくて、それにも納得。
どういう由来があるのか、その名も「Belle Parti(ベッレ・パルティ、いいとこ)」という通りにある、同じ名前のレストラン。
私もまた行きたい・・・けど、街中にあるのは間違いないのだけど、連れていってもらったので、自分ではたどり着けないかも・・・。
Ristorante Belle Parti
Via Belle Parti 11
Tel. 049 8751822
http://www.ristorantebelleparti.it/
17 settembre 2013