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ヴェネツィア ときどき イタリア

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粘りの銅、コストナーに拍手喝采

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* カロリーナのファンという方から、いくつか間違いを指摘いただいたので、訂正とともにお詫び申し上げます。

日本からイタリアに届いたニュース。

フィギュアスケート世界選手権、アイスダンスペアでイタリアのカッペッリーニ&ラノッテ組優勝、そして、女子シングルでイタリアのカロリーナ・コストナー選手が今季3度目の銅メダルを獲得。

残念ながらアイスダンスペアの選手については全く知らないので何も言えないのだが、女子については、今年のソチ・オリンピック、日本全国のみなさんが、浅田麻央選手の一挙一動にはらはら・どきどきされていたであろう頃、私は密かに、このコストナーに注目していた。いや、密かに、ではなく、これまでもずっと気になる選手だった。



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オリンピックもほとんど盛り上がらない、フィギュア・スケートだって国際大会でも地上波で放送されることのないイタリアで、それでも、ブロンドで手足が長く、いかにも見栄えのする彼女は、ほとんど例外的に、大きな大会の前後にはテレビや新聞のニュースで取り上げられてきた。
最初に大きな注目を浴びたのは、2006年の地元トリノ開催のオリンピック。
もっとも、イタリアではダントツの存在であったし、その年の欧州選手権は制しているものの、世界のレベルではそれまで5-6位がせいぜい。多くの日本人選手や、キム・ヨナ選手らが競い合う中で、正直のところ表彰台は難しいだろうと思っていた。結果は、ミスも多く9位。大舞台にあまり強くないのかもしれない、とも思った。
そんなイメージだったのだが、驚くべきことに、その後もコンスタントに滑り続け、少しずつ順位を上げ、一昨年にはとうとう、世界選手権で優勝。これは、地元トリノ開催であったこと、また、オリンピックの谷間の年で、多くの選手が休養や調整に入っていたこともあるとはいえ、逆に気を抜かず頑張るその持久力というか粘りに関心した。とくにその前のバンクーバー・オリンピックではまたもやミス多発で16位に終わったを思うと、そこからの立ち直りがすごい。

そして、起きてはならない事件が発生したのは、2010年8月のこと。
同居していた彼、北京では競歩で金メダルを獲得していたアレックス・シュヴァツァーが、ロンドン・オリンピックのドーピング検査で陽性に。
本人も彼女も、どれだけ悩み苦しんだか、彼女にも内外で相当の影響があったはずだが、その後も決してスケートをやめず、あきらめず、それどころか、その後さらにパワーアップしていったのだった。
* アレックスとは2013年末の段階で別れているそうです。

日本とかイタリアとかではなく、もうこの何年もの間、私にとって最も気になるフィギュア選手は、コストナー選手だった。
オリンピックですら、主要地上波で生中継をやっていない国だから、そのオリンピックも今回もニュースでの映像をちらっと見ただけ。それでも、文字通り転んでもただでは起きない、しっかりと銅メダルをつかんだ彼女に心から拍手を送っている。
試合後のコメント「(若いスケーターたちに)ときには我慢も必要。転ぶこともあるけど、また立ち上がる。そこで終わらない。」
ソチ・オリンピック期間中に27歳になったカロリーナ。まだ引退の声は聞かない。

(写真はいずれも、ansa.it 拝借)

これまでも、何度かこのブログで紹介しています。

2008年3月21日 http://fumiemve.exblog.jp/6926718/

2010年1月23日 http://fumiemve.exblog.jp/9747427/

29 mar 2014
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by fumieve | 2014-03-30 11:16 | 観るスポーツ
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