ともかく
「刺繍布」見たさに行ったジローナ、町についてもそのほかについても全く無知だったのだが、「刺繍布」が保存・展示されている大聖堂の隣にある美術館もすばらしかった。
もともと司教館だったという建物に、コレクションは司教館付属美術館と、ジローナ県立美術館を兼ねたようなもので、10世紀ごろから19世紀までの絵画、彫刻など、この時代の例にもれず宗教美術が多いが、それ以外も。種類も点数も多いが、比較的最近リニューアルしているのか、展示自体はあまりごちゃごちゃしていないため、見やすい。
世界的に有名な作品はないかもしれない。それでもカタルーニャ地方の中世を見る上で貴重な資料であるし、もちろん同時期のイタリアと比べて決して遜色のあるものではない。
たくさんあるけど、では、何を見たらいいの?という人向けに、主要作品の解説と館内地図を載せた「A glance at(英語版)」というパンフレットもあり、気が利いている。(ああ、現代的・・・というか、イタリアにないだけ?・・・そういえば、ヴァチカンには、もっと簡素なものならあった気がするが。)
中世好きには、お宝続々な美術館だが、人がほとんど入っていなくてもったいない!
・・・が、そういう自分も、この日は余裕がなくて超・駆け足見学。
なので、写真も解説なしで駆け足紹介。
(・・・えっ単に、不勉強なだけ?・・・はい、その通りです。)
近代以降部門は、完全にタイムアウト。また次回、ゆっくり見に来よう。
Museu d’Art Girona
Pujada de la Catedral, 12 17004 Girona
www.museuart.com
30 giu 2014