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ワーグナーに捧ぐ 2007

ワーグナーに捧ぐ 2007

Omaggio a Richard Wagner 2007

ヴェネツィア・ワーグナー協会主催の、ワーグナー命日のコンサート。
(去年の同じ日の様子はこちら:
http://blog.goo.ne.jp/fumiem2005/d/20060214 )

今年のプログラム:
Ludwig Van Beethoven
Romanza in fa maggiore op.50
per violino e orchestra

Richard Wagner
Siegfieds Idyll

Arnold Schoenberg
Verklärte Nacht op.4

演奏は、
Giovanni Guglielmo (ヴァイオリン)
Accademia musicale di San Giorgio

「オーケストラ」といっても極小編成。最初のベートーベンはほとんどが弦で、そこにフルートが入るくらい(オーボエもいたかもしれない・・・)。今年はベートーベン没後180周年にあたるため、同協会の今年の催しは、ワーグナー、プラス、ベートーベンで、ということだそう。ソリストである、ジョヴァンニ・グリエルモ氏が演奏しつつ指揮をする、という不思議な形態で、オケというよりはアンサンブルの大きいの、といった感じ。
2曲目は肝心のワーグナー、こちらは、弦が減って、代わりにクラリネット、金管楽器が加わって、音的には小さいながらもオーケストラに近づいたものの、演奏がいまいち。やはり指揮がいないまま合わせているのでそのせいなのか、単なる練習不足なのか・・・ワーグナーになりきれないワーグナーで聴いているほうは完全に消化不良、というか欲求不満。(もっとも、演奏しているほうもそうだと思うが。)
最後、ワーグナーの影響が見てとれる、というシェーンブルクは案外よくて気を取り直した。が、確かにちょっとワーグナーっぽく、あ、終わりかな、と思わせるタイミングが少なくとも3回はあり、ほんとに終わったときにはほっとした。

13 febbraio 2007
by fumieve | 2007-02-14 07:38 | 聞く・聴く
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