旅の楽しみの重要な部分を占めるもの、それは「おいしいもの」。
期待以上においしかったもの、食べたかったのに食べられなかったもの・・・といろいろだが、今回の旅でなんといっても一番の発見&満足は、この発音できないお菓子、Trdlo。
観光地や、町中に屋台があって、traditionalと書いてあるのだが、日本のガイドにもイタリア語のガイドにも載っていなかったから、もしかしたら、もともとはプラハのものではないのかもしれない。友人は「ブタペストでも似たようなものを食べた」と言っていた。
まず生地を手でひも状に長くのばし、
それを木製のロールのまわりにくるくる巻きつける。
巻き終わったところで、ロールを数回、くるっくるっと回してならす。
砂糖の入った箱の上で同じように転がし、軽く砂糖がついた状態のものをオーブンヘ。
待ち時間、5分から10分くらいだろうか・・・。
こんがりと焼けたものを、今度は砂糖にアーモンドが混じった箱の上で転がす。
巨大なねじ回しのような器具で半分に割りながらロールからはずして、できあがり。
半分に割ったものが1個で、50コロナ(約2.5ユーロ)。・・・ここは2ユーロ、とも書いてあったから、ユーロで払ったほうが安かったと今気づいた。
要するに砂糖をまぶした焼きたてパン、なのだが、これがおいしくてかなり好みな味。いくらでも食べられそうで危険・・・
最終日、1個食べた後で、帰りの電車の中で食べる分を買って帰ろうかと迷いつつ、そんな「伝統的」なものなら駅にもあるかもしれない・・・と思ったら無かった(涙)。後悔先に立たず・・・。
22 giugno 2008