Ai Nomboli
ヴェネツィアへ来て、日本語学科の学生だった最初の同居人に、最初に教えてもらった店。
何年も何百年も全然変わらないように見えるヴェネツィアだが、実は7年もたつと、結構変わっていることが多い。なくなった店、新しくなった店、経営が変わった店・・・。そんな中で、パニーノのとびきりおいしいこの店は、いつ行ってもずっと全然変わらないのがうれしい。カウンターに、迫力のあるママと息子、奥のキッチンにお父さん(だと思う・・・)。たくさん種類のあるメニューの中から選んで、注文してから作るパニーノは、ちょっとしっかり目のパンがさくさく、そこからプリプリでしゃきしゃきの具があふれんばかり。
そしてこの店の楽しみはまた、フルーツ&野菜の生ジュースが飲めること。オレンジやグレープフルーツのスプレムータ(spremuta、しぼりたてジュース)はイタリアのバールなら定番だが、ここはジューサー(centrifuga)があって、かんきつ以外のミックスが楽しめる。
上の写真は、
パニーノ=Alberto II(エビ、ルッコラ、アーティチョーク)
ジュース=りんご、なし、にんじん
写真下は、
パニーノ=Al Contadino
(ソプレーザというこの地方のサラミ、アンチョビ、ラディッキオという紫レタス)
ジュース=キーウィ、りんご
難点はちょっと高いこと。
もともと、ちょっと他のバールより高めだったが、パニーノ5ユーロ、生ジュース3ユーロは高い。それでも、ここでパニーノを食べるからには生ジュースは欠かせないし、どちらもやっぱりおいしいから、たま~に楽しむには仕方ないか・・・。
実際、相変わらず大学の先生をはじめ、地元で働く人を中心にいつも混んでいるから、ちょっと待たされるのは覚悟の上で。
ちなみに、あらかじめ用意してあるサンドイッチも、もちろんおいしいので、待てないときはそちらでも。
サン・トマ広場(Campo S.Toma`)と、サン・ポーロ広場(Campo S.Polo)の間。
Bar Ai Nomboli
S.Polo 2717/C
(Rio Terrà Nomboli)
Tel. 041 5230995
26 settembre 2008