もう何年も「バーゲン」なるものとは無縁な生活をしていたが、おかげさまで昨年末は順調に仕事があったこと、そして外に出る仕事をしていると、衣料品を文字通り「消耗」する。
着たきり雀のセーターやバッグ、靴がほんとにすり切れたり壊れたりしてきて、とりあえず代わりのものが必要・・・というわけで、久々に、日本でも2日から始まったバーゲンをざっと物色した。が、問題は、もともと体格がいい上に、ここ数年ですっかりメタボが進んでいるから、日本ではちょうどいいサイズを探すのに苦労する。特に冬物は、全体がどうにかこうにか収まっても、特に上着やコートは袖が微妙に短いのにいつも悩まされる。
ヴェネツィアでも、2008-09年冬もののバーゲンが始まっている。
バーゲン、といっても、ブランド街ではそもそもまったく手に届かないものばかり。でも、買えなくても見るのも大好き。今、手元に1000ユーロ、2000ユーロあったら何を買おうか・・・などと夢想にふけりつつ、とりあえず、目の保養に、外から見学・・・。
ちなみに、グッチ、フェラガモなどの高級ブランドは、表向きはすでに春物を並べたりしてバーゲンをやっているように見えないが、小さく「店内にバーゲン品展示」の表示があったりする。
大手ブランドでも、ヴェネツィアではミラノのように行列したりしないから、日本からバーゲンを狙ってお買いものに来る方にはかえってお勧め。店員さんもずっと親切だったりする。
リハビリのように歩いて、たどりついた駅前のスカツィ橋。
左手にはまんまるお月さま、
右手は夕焼け・・・
実は、この冬のショッピングで大満足な一品がこちら。日本で大ブレークしていた、ムートン・ブーツ。外履きのブーツとは思えないお手軽な安さで、実はこれ、私は室内履きにしている。予想通り、軽くて暖かくて、すばらしい!
・・・ヴェネツィア、やっぱり北国・・・!?
10 gennaio 2009