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ヴェネツィア ときどき イタリア

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Milano loves fashion、ミラ・コレ、市民のためのイベント

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ミラノのど真ん中、ドゥオーモ(Duomo、大聖堂)前の広場で、「ミラノ・ラヴズ・ファッション」という名のイベントがあった。

ミラノは、自他共に認めている(はずの)イタリア・ファッションの発信地。
毎年2回行われるミラノ・コレクションは、ショーを行うブランド側からすると新作を発表する重要な場であり、バイヤーにとっては仕入れを決める場であり、あるいは報道関係者にとっては、次のシーズンの傾向や特徴を占う場になる。
だが実は、コレクションのショーを実際に目にするのは、ごく一部の関係者のみ。
テレビや新聞のニュースでは、期間中毎日、ショーの様子をレポートしているし、町の中の巨大スクリーンで映したりしているが、それでもしょせん、一般の市民にとっては直接関係のない世界。

4月の国際家具見本市、「ミラノ・サローネ」の期間は、「フオーリ・サローネ」と称して町中にデザイン関連のイベントがあふれ、家具業界関係者にとどまらずに、デザインやアートを楽しめる。ファッションのミラノも、デザインのミラノ同様、もっと市民の身近に、というミラノ市の企画により、ドゥオーモ前の屋外スタンドで本来なら関係者のみ対象のショーのうちの1つが、公開で実現した。

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予定は20:30からだったが、早めに行って、どこが一番よく見えるか、はたまた、どうしたらドゥオーモのファサードと一緒に写真が撮れるかチェックする。1時間半前、1時間前になっても、4万人入るという広場はまだ人もまばらで、ちょっと心配。

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大きな音をかけながら、カメラ・チェックが始まると、人もなんとなく増え始め・・・
私も最初に決めた場所に落ち着くことに。

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いや、正確に言うと、同じ場所にじっと立っているという状態が苦手なので、あちこちうろうろしているうちに、気がついたらものすごい人になっていた。

で、20:42から、衛星放送Skyの生中継が入っていただけあって、とりあえずほぼ定刻に始まった。
ところが、誤算といってしまってはいけないのだろうが、これだけのイベントにはそれなりの費用がかかっており、それをテレビで相当賄っているのだろう。巨大な費用をかけて、テレビでも中継して、通常は30分にも満たないファッション・ショー1本、ではモトが取れないのだろう。
まず、司会が話を引っ張る、引っ張る。しかも困ったことに、その部分だけ音声を広場に流してないから、見ている方は全くなんだかよくわからない。
そして、肝心のショーの前に、「スペシャル・ゲスト」による出し物、平たく言えば、この場合はどんなに有名な人であろうとも、結局のところは「前座」な演出が次々と。

途中、実は、カメラマンたちの中から、何度かブーイングが起きていた。市としては一大イベントでも、彼らにとってはやはり、重要なのはファッション・ショーそのもの。カメラマンたちは、ただでさえ重い機材をあっちこっち、1日10カ所にものぼるショー会場を回って写真を撮る。今朝は9:15から、明日もまた朝から別のショーがある。かつ、今日だってまだこれで終わりでなくもう1つ、21時から別のショーが別の場所で行われていて、それを逃すわけにはいかない。ただでさえ相当ハードな仕事なのに、これ以上、余計なことしないでくれーといったところか。

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ようやく、ようやく始まったショー、ブランドはC’N’C’ Costume National。

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私としては綿密にロケハンしたつもりだったのに、大きな誤算だったのは、みんながみんな、デジカメやケータイで写真やビデオを撮ろうと腕を伸ばしており・・・(私もその1人)、これがかなり視界を遮ってくれる。とくにこの数人前のチェックのシャツの男性・・・ショーの間中ずっと腕あげっぱなし。・・・というわけで、私の写真にはほぼ全部、彼の腕が・・・(涙)。

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そして、コレクションの内容はというと、やはりこの距離で、あれだけ強い光があたっていると細かいところまではよく見えないし、ついつい、正面左奥に設置されていた大型スクリーンで見てしまった。

余談だが、何か理由があるのか、たまたまなのか、私の周りには外国人が多かったのが印象に残った。中国人、アラブ系、英語圏の人、東欧系・・・。観光客もいるのだが、それよりも、住んでいる風な人のほうが圧倒的に多い。そして、明らかにファッションには特別に興味のなさそうな人たちもたくさん。
何とはなしに、「広場で無料のイベントがあるよ」と聞いて集まってきたのだろうか。
でもそうして、いろんな人が一緒に楽しめるのなら、こういう無料のイベントもやっぱり悪くないかもしれない。

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24 settembre 2009
by fumieve | 2009-09-25 07:41 | 見る・観る
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