パドヴァの、中心街で突然現れる、不思議な物体・・・オブジェ?・・・と思ったら、腰かけている人あり・・・新スタイルのベンチ?
反対側から見ると、こんな感じ。
実はこれ、昨日紹介した建築家、ザハ・ハディッドがデザインした、一種の展示ボード。
昨日の展覧会は、パドヴァのバルバラ・カッポキン財団というところが主催している、国際建築ビエンナーレの一環。隔年開催、今年で第4回になるこのビエンナーレの特別展部門がZaha Hadidで、ちなみに2007年は隈研吾さんだった。
このビエンナーレは公募により、良質な建築案件のコンペを行っているが、このオブジェ上でその受賞作品から佳作までが写真で一堂に紹介されている。
今年はその住宅部門で北海道の建築家、小西彦仁さん(http://hikokonishi.hp/infoseek.co.jp/ )の「愛国農場の家」が最高賞を受賞した。
日本の建築家の国際的な活躍はもはやめずらしいことではなく、来年2010年のヴェネツィア国際建築ビエンナーレ展でも、その総合ディレクターに日本の妹島和世さんが初の女性ディレクターとして選ばれたばかり。
(このあたりについては、もう少し詳しくこちらでも紹介してます。
出たっきり邦人欧州編11月10日号:
http://archive.mag2.com/0000023690/20091111073435000.html )
それでもやはり、国内で建てたその土地のための建築が、こうして国際的な舞台でそのまま評価されるというのは、すごいことだと思うし、やっぱり嬉しい。
世界のさまざまな分野で活躍するみなさんに、心から拍手を送りたい。
パラッツォ・デッラ・ラジョーネからそう遠くない、カヴール広場(Piazza di Cavour)にあるので、こちらもぜひお見逃しなく。
*上記紹介の「出たっきり邦人・欧州編」イタリア担当、違う名前で出ていますが、実は私です。
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23 novembre 2009