雨、のち晴れ、また曇り・・・みたいな変なお天気の1日。
今回、日本に帰ってきて、はっと気になったのが電線。
交差点で、何本もの電線もやっぱり交差しているのを、新鮮な気持ちで見た。
そうか、道路に沿って電柱が並んでいて、そこに電線がかかっているということは、道路が交わる交差点では電線も交差するんだ・・・。
電柱と電線、これは欧米的な街の外観美的基準からすると、「見苦しいもの」として再三嘆息の対象になってきたはず。
・・・だが、何本もの電線がこんなにも整然と並び、かつ、さまざまな方向で交差しているのを見て、これはこれで、おそらく日本でしかできないワザなのではないか?などと思ってしまった。
少なくともイタリアでは、絶対にあり得ない。
美的にではなくて、技術的に。
イタリアには技術者がいないという意味ではなくて、中にはものすごく複雑な電線を組める(?)人も絶対にいると思う。だが、たとえイタリア中でたった数カ所、芸術的なまでの電線があったとしても、こんな風に、全国に複雑な電線が張りめぐらされていて、しかも事故も不具合もない、そういうのはちょっと考えにくい。
そんなことを考えながら、電線の写真を撮りながら歩いていたら、自転車で通行する人に怪訝そうに見られてしまった。
今日の不思議な夕焼けは、
仮面つき・・・。
28 dic 2009