写真の整理をしていたら、1つ紹介しそびれていたことがあったのに気がついた。ほんとはクリスマス前に載せる予定だったのに、雪だの何だのですっかり飛んでしまった。
2週間ほど前にパドヴァの町を歩いていたら、サンタントニオ大聖堂(Basilica di S.Antonio)に向かう道、その名もずばり聖人通り(Via del Santo)にずらっとクリスマス・ツリーが並んでいた。もちろん、その時期、クリスマス・ツリー自体は珍しくないが、比較的小ぶりなここのツリーは、地元の幼稚園や小学校のクラスごとに作ったらしいオーナメントで飾られていた。
ちょうど、ああ、これこれ!って言いながら自分たちの作ったものを見に来ていた母子もいれば、聖堂に参拝に来る観光客たちも「うわあ」なんて声を上げながら通りすぎて行く。
感心したのは、ツリーごとにいろいろ違うタイプのオーナメントがつけられていること。クラスで、「今日はツリーの飾りを作りましょう!」って感じで子どもたちがそれぞれ力作を作っているのだろうが、それを教えている先生方もすごいな~と思ってしまう。
クリスマスはとっくに過ぎてしまったが、せっかくなので写真を載せておきたい。
白い天使たちの舞うツリー、実は紙コップ(紙皿?)の天使。
遠目にカラフルなベルは、エスプレッソ用の小さな使い捨てカップに、絵や模様のついた紙をちぎって貼ったもの。
一見、ロイヤル・コペンハーゲンのミニ・プレート!?・・・と思ってしまったこちら、
カップケーキ用くらいのサイズのアルミ・カップに、ツリーなどの形をかたどった白い紙が浮いて見えるように貼ってある。
・・・ちょっと「飛び出す絵本」教室を思い出す・・・。
もう1つ、やはり「絵本」教室を思い出したのは、正確には3次元ではないけど、これ。
カラフルでいろいろな形のオーナメントも楽しいが、こんなカード型の飾りもおしゃれ。星やツリー、ハートの形に切り抜いた向こうに、「愛」や「平和」などの一言メッセージがのぞく。ちなみにこちらは「希望」(speranza)。
ほかにも、願い事を書いた紙を飾ったツリーもあったが、こういう「七夕」型も結構楽しい。
イタリアでは1月6日までがクリスマス期間なので、もしかしたらまだ飾ってあるかもしれない。(もっとも、あの雪にすっかり負けてしまったかもしれないが・・・)
日本ではもちろん、25日を過ぎたとたんに「クリスマス」は一掃。年末モード、新年モードに切り替わる。
私も今日は、なんとかお正月のお花を活けた。年の瀬も、ほんとすぐそこ。
29 dicembre 2009