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ヴェネツィア ときどき イタリア

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カテゴリ:ヴェネツィア( 314 )

藤の次は・・・バラ(要・修行)

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一度はヴェネツィアを占拠した藤の花を追うように、香りとその姿で圧倒的な存在感を見せるのがバラ。

・・・なのだが、写真を撮るのがなかなか難しいことに改めて気がついた。

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要・修行。

12 maggio 2008
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by fumieve | 2008-05-13 22:34 | ヴェネツィア

ヴォガロンガ(長漕ぎ)

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Vogalonga

すっかりと、さわやかな初夏の5月となったヴェネツィア、今日も朝から快晴で、絶好のヴォガロンガ日和となった。
Voga(漕ぎ)+longa(「長い」のヴェネツィア語、ちなみにイタリア語ならlungaルンガ。)、その名も「長漕ぎ」というこの大会は、ともかく手漕ぎの舟でヴェネツィアのラグーナ(潟)内、およそ30kmのコースを漕ぎきる、というもの。

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先週のセンサの祭りを皮切りに、春から秋にかけて何回か場所を変えて行われるレガッタは種目(人数)別、男女別、年齢別に行われる真剣な「競技」なのに対し、このヴォガロンガは手漕ぎなら何でもOKなので、1人乗りのカヌーから4人乗りボート、10人以上の大きなものまで、みんないっしょくた。それもよく見かける座って漕ぐタイプのほか、ゴンドラでおなじみのヴェネト漕ぎ(Voga veneta)と呼ばれる立ち漕ぎのタイプもあるから、同じタイプの舟を探すほうが難しいくらい。
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ヴェネツィア市民のみならず、世界中から手漕ぎの愛好者とその舟が集まるこの大会は、言ってみれば市民マラソンのようなもの・・・かと思っていたのだが、今これを書くためにサイトを見ていたら、これ、もともとは、モーターボート反対の抗議運動として生まれたものだったとか。波を高く立てるモーターボートが、環境や、特にヴェネツィア市内の建物や構造に大きなダメージを与えるとして、その規制を求めるというのが運動の主旨で、今年は第34回にあたる。
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が、もちろん、参加するほとんどの人にとっては、やはり市民マラソンだろう。
昨日あたりはすっかり、町の中にそれらしき人、つまりユニフォームやおそろいのTシャツで歩く人が増え、そこここの運河に予行演習中らしきカヌー隊が進出。そして当日はというと、マラソンなら途中の給水所で水分やちょっとした食糧を補給するのだろうが、舟の場合は自給自足・自由自在なのが便利なところ。参加している友人によると、30km漕ぐにはまず、エネルギーとしてのアルコールは欠かせない、とか・・・。

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今日は見学には行かなかったが、お昼頃、アッカデミア橋を渡ったらたくさんの舟が行き来していて、橋はそれを見る人々で鈴なりになっていた。登録艇数は1500以上というから、出発のサン・マルコ湾などで見ればさぞ壮観な眺めだろう。
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水の上にたくさんの舟が浮いている姿は、それだけで祝祭的な、華やぎがある。

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夕方、近くの艇庫を通りかかったら、もうとっくに閉じられた扉に、今日の出艇の時間と順番の予定表が貼ってあった。








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さっきまであんなにたくさんの舟で賑わっていたサン・マルコ湾も、大運河も、嘘のように誰もいなくなっていた。いつもの水上バスだけが、いつものようにその大きな体を淡々とすべらせているだけ。


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夕焼け前の空と水の色、ヴェネツィアで一番美しい時間のひとつ。これをほとんど独り占めできる幸せにただただ感謝・・・。



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11 maggio 2008
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by fumieve | 2008-05-12 06:14 | ヴェネツィア

予告編~藤の次は・・・

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by fumieve | 2008-05-10 07:45 | ヴェネツィア

サンタンドレア要塞(Forte di S.Andrea)

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5月4日のセンサ祭りの日。
「海との結婚」の儀式を遠くから拝み、今年初めてとなるレガッタを見物し、そう、午後からはパドヴァの国際屋台に行くつもりだったし、これでさっさと家に帰るつもりだった。
ところが予定が狂ったのはすべて、この日のための無料の水上バスのせい。レガッタを見ていたリド島のサン・ニコロ地区から、普通の水上バス乗り場、Lido駅まで歩いて15分くらいある。晴れ間が出て蒸し暑くなってきた車道をひたすら歩くのを避けて、つい、さっき無料バスを降りたところから、サンタンドレア要塞へ行くという無料バスに乗ってしまった。いや、ほんとは行きのバスの中で、そこが今日だけ特別公開らしいということ、何やら食べ物もあるらしい、ということを聞きつけて、それなら行ってみようか・・・と思ったわけなのだが。

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リド島と、ヴェネツィア本島のサンテレナ(Sant’Elena)地区とから、目と鼻の先にあるサンタンドレア島(Isola di sant’Andrea)。16世紀前半、その時代すでに存在していたさらに古い城壁を取り込む形で要塞が作られた。水面の大砲と、中世に建てられた旧城にかけられた鎖が、3世紀以上もの間、ヴェネツィアを敵の船の侵入から守っていた、という。
現在は軍の管轄となっているため、島および要塞に入るには軍の地方支部の許可が必要。

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要塞に入るのは、原則的にはガイドについていかなければいけなかったようなのだが、その前についつい浮かれて写真を撮っていたらすっかり出遅れてしまった。入口でヴェネツィアのライオンの小旗をもらい、ヴェネト共和国の最後の軍服という衣装をきた軍人(?)たちに誘導され、中へ入る。その際、Do you speak English?と聞かれたので、イタリア語のほうがいいんですが?と言うと、「いやここはイタリア語は通じないよ、ヴェネト語だけ!ははは」。
ボランティアなのか、完全に私服、シャツの胸をはだけた麦わら帽子のおじさんがガイドらしい。出たしを聞きそびれた上に、中でもついつい写真に夢中になってしまい、ガイドは耳半分以下しか聞けない。が、ともかくほんとにかなりヴェネツィア弁でしゃべっていた。

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どうやらここは軍(国)の管轄だったが、これが市に完全に譲渡されるのか、あるいは国が整備してなんらかの観光処置をとるのか、このまま放っておくと1年もたてば完全にジャングル化してしまうが、対策が決まっていないらしい。
また、中世、16世紀、そしてオーストリア支配時代、と何度も改築・改装が行われているが、その跡がそれぞれ残っているというので、建築・考古学的にはいろいろと面白い様子。ここのところ、どこがどうなのか、きちんと聞いてなかったのが残念。解説を書いた紙を配っていたのだが、それも数が足りず私のところまであいにくまわってこなかった。

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興に乗って話がどんどん盛り上がるガイド氏の話を途中で失礼して、さきほど確認したはずの、ヴェネツィア行きの無料水上バスに乗ろうと走ったが、乗り場につくといましがた出たばかり、と・・・。次のヴェネツィア行きは、45分後だという・・・。

がっかりして城塞前の広場に戻ったのだが、このとき1つ確認したいことがあった。実は、最初にここへ着いたとき、広場前の入口が左右2つにわかれていた。左:昼食・要予約、右:ガイド付き見学。左は、同じ船に乗ってきた人が何か尋ねて断られていたので、その人たちについて素直に見学のほうに進んだのだが、ひょっとするともう今なら、予約なしでも食べられるのではないか?
要予約、といったって、完全にオープン・エアのセルフ・サービス。テントの下に並べられたテーブルには紙のクロスが画鋲でとめてあった。最初に着いた時にはガラガラで、どうやらこれはレガッタに参加した舟漕ぎたちとその関係者のための「予約席」らしいとわかったのだが、今見ると、関係者らしくない、「一般」ふうの人も混じっている。どこにも何も書いていないし、ダメ元でセルフ・サービスの行列に並んでみる。

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何か招待券のようなものがいるんだろうか?名前を聞かれるのか?・・・そしたら適当に、「ああ、券を忘れちゃって!」とか「あの、あそこ、ほら、フランチェスコ・・・いるでしょ?」とかとぼけてみようか・・・などと言っていたのだが、そんな心配は無用。何のチェックもなくそのままトレーを渡され、流れに沿って好みを聞かれ、プレート・トレーが満たされていった。

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ちなみに、プリモ(第一の皿)としては、ビゴリ・イン・サルサ(ヴェネツィア風太麺)、ライス・サラダ、パスタ・エ・ファジョーリ(豆とパスタを煮たもの)から1品。セコンド(メイン)は、鶏肉のオーブン焼き、または牛肉のローストの切り身。付け合わせは、豆かポテト、水のペットボトル1本にワイン1杯。ここまで、手際よくさささと盛り付けられ、お代は・・・なんと無料!!!
肝心のお味は?まあまあ、悪くない。もちろん空腹の上になんといっても無料だから、なんだったっておいしいのだけど!

実は実は、ここまで楽しめたのも、この日最初の無料バスの中で、偶然友人に出会ったため。海との結婚の儀式だけ見て帰ろうかと思っていたという彼女を、半ば強引に先のわからぬ無料ツアーに引きずり込んでしまった。
おかげで、まだまだ知らなかったヴェネツィアをたっぷり名実ともに楽しんだ。
そうして、ようやく今度こそ無事にヴェネツィア行きの舟に乗って、・・・この日はそのあと、さらにパドヴァに向かったのだった・・・。

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4 maggio 2008
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by fumieve | 2008-05-08 02:46 | ヴェネツィア

「センサ」の祭り

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Festa della Sensa

晴天続きだった連休、最終日の今日も快晴を疑わずにいたのに、起きたら空はどんより、今にも雨が降りそう・・・。
今日はヴェネツィアのFesta della Sensa(センサの祭り)。ヴェネツィア生活も長くなるのに、一度も見学したことのなかった、この水上で行われる行事を、今年こそ見学しようと思ってはりきって起きたのだが。

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センサの祭りは、ダルマツィアを獲得した総督ピエトロ・オルセオロ2世を奉るため、1000年に制定された。
1177年、ローマ法王アレッサンドロ3世と神聖ローマ皇帝フリードリヒ1世(「赤ひげ」)の和解・調停する。ヴェネツィア共和国が、初めて国際舞台の公式の場となった、すなわち国際社会で認められた存在となった瞬間といえるこの歴史的事件は、この年の、キリスト昇天祭(Festa dell’Ascensione)の日に起きた。
SensaはAscesa, Ascensioneのヴェネツィア語。
伝説によると、ヴェネツィアは刀や蝋の使用など、多くの特権をこのとき法王から許可されたが、そのうちの1つが、「海との結婚」の儀式であった。法王は自らの指輪を総督に手渡し、それを共和国の海への結婚の誓いとして海に投げさせた。そして、毎年、繰り返すように命じたという。
キリスト昇天を祝い、また過去の総督の功績をたたえる行事が、ヴェネツィアと海の関係を確認するための行事として意味づけられたのはこのときから。
総督や評議員、聖職者たちを乗せた豪華な祝祭船ブチントーロ(bucintoro)と、それを囲む市民たちの船やゴンドラは、数世紀もの間、多くの絵の題材にもなっているから、思い当たる方もあるだろう。

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9時半に、サンマルコ広場近くから、会場となるリド島のサン・ニコロ教会へ向けて無料の水上バスが出る、というのでともかくそこにかけつけると、インタビューを受けている市長や、衣装をつけた音楽隊たちの姿が。一方、水上にはすでにたくさんの、手漕ぎの船たち。
予定の時間をだいぶまわってから、彼らは手漕ぎの「主役」船に乗り込む。ちなみにブチントーロではなく、少々がっかりする。かなり小さめで漕ぎ手たちもお揃いおとはいえTシャツ。経費節減だろうか???ふつうの水上バス乗り場から乗り込んでいたのもなんだか笑えた。

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が、主役の船がリドに向かって進み始めると、無数の手漕ぎの船たちがそれを囲んで伴走する。その様子はやはり壮観である。
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一方、われわれ名もなき小市民たちは、だいぶ待たされたが無事にこれは普通の水上バスに乗り込み、彼らを追いかける。




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サン・マルコ湾を、湾岸ぎりぎり沿うように進む船たちから、われわれはかなり遠い。これは岸にいたほうがずっとよく見えるだろうと思うが、ともかく水上にいないことには、「海の結婚」に立ち会えない。途中、音楽隊のかすかな音に混じって、なにか掛声が聞こえると思ったら、海軍兵舎の前、ずらりと並んだ兵士たちが整列、敬礼を発していて、舟漕ぎたちはそれに、オールを高く上げるポーズでこたえていた。

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ようやく本島を離れ、リドへ向かう。

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肝心の儀式は、残念ながらわれわれの場所からはかなり遠くて、主役を囲む船たちのオールが一斉に上がったのと、下がったのがわかっただけだった。もう少し近くで見たいと思ったが、これはもう、船を自分で漕ぐ人たちのためのお祭り。楽をして水上バスで参加するものは、一定以上は近づけないのは仕方がない。

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このあとは陸にあがって、サン・ニコロ教会でのミサ。教会のまわりではミニ・マーケットもやっている。ミサには出る予定にしていなかったので、帰ろうかどうしようか、考えていたところで、レガッタが始まった。サン・マルコ湾を出発し、この目の前で一度ターン、往復してもう一度ここに帰ってきてゴールになるという。
中継を聞いているうちに、あっと言う間に色分けされた舟たちが近づいてくる。ターンするところ、ピンクの動きに注目!!!

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結局、ピンクがそのまま逃げ切って優勝していた。

今日はこれで終了・・・のはずだったが、このあと意外な展開となった。長くなるのでこの続きは次回に・・・。

4 maggio 2008
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by fumieve | 2008-05-05 06:11 | ヴェネツィア

サンマルコ広場の豆売り・禁止

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「伝統」か「理性」か?

今日、2008年5月1日より、ヴェネツィアの観光の中心地、サン・マルコ広場での鳩の豆売りが禁止になった。イタリア語ではgrano(麦、穀類のこと)と言っているので、正確には「豆」ではないのだが、日本語は鳩とくれば豆のほうが落ち着くので、ここではあえて、以下「豆」と書くことにする。

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天敵がほとんどいない状況で、増加し続けるヴェネツィアの鳩の扱いに、市はもう何年も前から頭を悩ませていた。問題はその、ふんと巣作りによる、文化遺産、建築物に与える損害。そして、衛生的にも問題があるとして、実際、ヴェネツィア本島内ではすでに鳩用のエサを売ることを禁止していた。
例外はサン・マルコ広場。鳩の豆売りは、市内の、他のすべての屋台、みやげもの屋などと同様に、市の認可を得て商売をしている。いわば正規の販売者を一方的に締め出すとは!ということで、とりあえずサン・マルコ広場だけはいったん除外された。
今回は、そのサン・マルコ広場も禁止にする、というもの。販売業者たちは地裁にかけこんだが、地裁は衛生上、文化財保護上の必要措置、とする市の主張を支持。禁止条例が施行されることになった。

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既得権の侵害については、そうそう一筋縄にいかないこの国のこと。販売者たちのの失業に対する猛烈な抗議(それなりの補償が出るはずではあるが)。ほかの、みやげもの屋などへの転向という提案に対しては、既存のみやげもの屋たちの猛反対。それから自然愛護主義者からこれがヴェネツィアの伝統だとする文化人や、「べつにいいんじゃないの?」という観光客まで。
仕事を失う人の抗議は、わかる。だが、広場にいる鳩をすべて抹殺しようとか、そういう話ではない。かわいそうだから、とか、現実を見据えずにただやみくもに反対するのは無責任ではないだろうか?
テレビのニュースを見ていたら、今日は販売者たちが屋台をつなげて抗議運動をしていた上に「売ってはいけないけど、配るならいいんでしょ?」と、豆の袋をタダで配る姿が映し出されていた。販売者の1人は、「(販売者は)たったの19人だというけど、それだけじゃない。オレなんて自分だけじゃない、奥さんと息子と娘と、孫たちだって養わなきゃならないんだから!」と。・・・60は確実に過ぎているであろう白髪の彼、思わずテレビに「息子さんや娘さんはいい歳なんだから自分で働けば」と突っ込んでしまった。もちろん、実際にはちゃんと別の仕事をしていることを彼らのためにも期待するが・・・。鳩の豆売りだけで、ほんとにそれだけの大家族を養っているとしたら、それはそれでやっぱりどうかと思う・・・。

夕方、祝日のために観光客でいっぱいのサン・マルコ広場に行ってみた。残念ながら、豆売りさんたちは完全に姿を消していたが、まだたった1日のことで、もちろん広場は鳩でいっぱい。そして、禁止条例を知ってか知らずか、パンをちぎって鳩にやる観光客たち・・・。
鳩は、フン害が激しいばかりか、病原菌を運んでいることは、日本では常識の範囲だろうと思うのだが、ここでは誰も知らないのだろうか・・・いや、知らないのだろう、きっと。
こうして写真を撮ろうと近づくだけで、すでに病気になりそうな気がするのに、小さな子供、乳幼児まで一緒に鳩を触らせているのを見て、びっくりしてしまう。

ヴェネツィア市の闘いは当分続きそうだ。

(上から2枚めの写真は先月のもの。左端に写っているのが豆売りさんの1人)

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1° maggio 2008
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by fumieve | 2008-05-02 04:43 | ヴェネツィア

サン・マルコの日~ヴェネツィア藤散歩

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Giorno della Liberazione, di S. Marco

イタリアは本日、解放記念日で祝日。ヴェネツィアにとっては、守護聖人・聖マルコの日でもある。が、そういえば、この日のヴェネツィアは、ミサがあるのはもちろんだが、あまりそれ以外お祭りらしいお祭りがない(ような気がする)。ただ、サン・マルコと関係があるのかどうなのか、どういう由来なのか調べてもいないのでよくわからないのだが、この日、ヴェネツィアでは男性が女性に、特に大切な女性にバラの蕾を1輪、贈ることになっているらしい。

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植わっているバラはまだ花をつけているのチラホラだが、この時期、一斉にその見事な花を競うように咲かせているのは藤。藤の花は、ヴェネツィアだけでなく、北イタリアでは比較的よく見かけるから、きっと気候に合うのだろう。・・・そういえば、ローマではどうだろう?
それでも、ヴェネツィアはアルターナという屋上テラスや中庭を大切にする文化があるからだろうか、他の植物に比べて圧倒的に目に付く割合が高いように思う。

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自然のままにぐんぐん大きくなってしまったもの、他の木にまとわりついて乗っ取ってしまいそうな勢いのもの。ちょっと見上げたところにあるテラスにしつらえた藤棚や、レンガの壁からこぼれる藤の花、あちこち歩いて人のお宅をのぞきこみながら、すてきな藤を見つける楽しみは、ちょっと日本の桜のような感じでもある。

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25 aprile 2008
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by fumieve | 2008-04-26 04:27 | ヴェネツィア

4月の土曜日

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ようやく1日晴れたかと思うとまたすぐに雨、と、まるで梅雨のように雨ばかりだった4月、今日はようやく明るい日差しの週末となった。
午後になって、また雲が出てきたものの、サンタ・マルゲリータ広場(Campo S.Margherita)は土曜日の夕方を楽しむ人々でいっぱい。
明日も晴れるといいね!

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19 aprile 2008
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by fumieve | 2008-04-20 08:00 | ヴェネツィア

至福の夕暮れ

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1週間前に夏時間に変わって、1時間前倒しになった。ちなみに、現在日本との時差は7時間。夏時間に変わるのは、欧州は毎年3月の最終週末。土曜日の夜から日曜日にかけて、正確には日曜日の午前2時を3時に、時計の針をぐぐぐっと前に進めるから、いつものように寝て起きると1時間の寝坊、いつもの時間に起きようと思うと、1時間の睡眠不足になる。たった1時間のこととはいえ、時差ぼけ症状を起こす人もいるらしいが、ふだんから不規則な生活を送っている私には、全く問題がない。(もっとも、私は日本とイタリア間を旅しても全く時差ぼけにならず、翌日から現地の時間に対応できるのだが)
しいていえば、たいてい試験期間にあたるので、ただでさえ貴重な時間が1時間減ってしまう苦しみはある。

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先週まで、「もうすぐ『夏』時間」というのが信じられないくらい寒かったのが、今週に入って嘘のように春らしくなった。
夏時間になって、何がいいかってやっぱり、日が長くなること。これも真夏になると、いつまでもいつまでも、これでもかと西日が照りつけ暑さに辟易するのだが、この時期は、夕焼けから完全な暗闇の間までの時間が長く、ゆっくりゆっくり日がくれる。ヴェネツィアを歩くのに、一番いい時間。
こんな夕暮れを楽しめるのなら、1時間くらい睡眠が減ったっていい、と思ったり。

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ふらふらとあてもなく、気がついたら2時間くらい歩いていた。ブログ用の写真を撮るのもほとんど忘れて。
前から気になっていたパン屋で、パウンド・ケーキを買うのだけはしっかり忘れずに・・・。

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5 aprile 2008
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by fumieve | 2008-04-06 05:57 | ヴェネツィア

ヴェネツィアの秘密・・・?

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ひつじ雲のときは、明日晴れるんだっけ?それともお天気が悪くなるんだっけ・・・???
完全に冬に逆戻りのような、昨日は寒い雨が降って、ようやくやんで太陽が見えてきた金曜日午後のサン・マルコ広場は、既に週末のような人出だった。空は、見事なひつじ雲。

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日が射すとあたたかいから、上着を脱いで、少し薄着になっているのはいいけど、大変気になるのは、みなさんの座っている場所。大聖堂からパラッツォ・ドゥカーレ(総督館)に向かってずらーーーっと、かつてナポレオンが「世界で最も美しい広場」と称したらしい、その広場で、しばしゆっくりするのに、ちょうどいい場所が・・・とついつい腰掛けたくなるのもわからないでもない。
が、実はこれ、アックア・アルタ(冠水時)用の、「すのこ」。脚の部分と、上の板の部分がくっついておらず、冬の間は、一カ所にまとめて置いてあり、必要なときがくると係員がパタパタとそれを出し、おさまるとまた、パタパタとしまう、というもの。ここ数日は、深夜近くに潮位が100cm近くまで行っていたから、水が下がる昼間も、最低限、大聖堂への出入りなどを妨げない程度には片付けるが、じゃまにならないところは置きっぱなしになっている。
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それがちょうど、ひざくらいの高さで、幅は1mくらいあるから、ついつい両側から座ってしまいたくなるのだが、これはつまり通路なので、地べたに座るのと同じくらい、きたない。
実際に水がついて、その上を歩いているときのことを考えると、とても座れたものではないのだが・・・。
うちの近所でも、特に日当り&見晴らしのいいところにちょうどよくそれが置いてあるために、知ってかしらずか、お天気がいいと横たわって休息する人から、お弁当をその上に広げて食べている人も。
たくさん「禁止」事項のあるヴェネツィアでも、そこに座ることはまだ禁止されてはいないようだし、それも旅の経験、確かについ座りたくなるところにあるから、覚悟の上で座ってみるのもいいかもしれないが・・・。(でもやっぱり、どう考えてもきたない・・・)
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28 marzo 2008
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by fumieve | 2008-03-29 03:10 | ヴェネツィア